前回、すきっ歯でも空隙歯列(くうげきしれつ)を解説いたしましたが、今回は同じすきっ歯でも正中離開(せいちゅうりかい)を説明します。
すきっ歯は、歯と歯の間に隙間が生じる不正咬合であるため、口元から見えてしまうケースが多く見受けられます。
見た目に大きく影響を与えるため、多くの方は見た目を改善したいと考え、歯列矯正をするきっかけとなるのではないでしょうか。

しかし、すきっ歯(正中離開)には以下の問題点(リスク・デメリット)が挙げられます。
審美的な問題(前歯のすき間が黒っぽく見える)
食べ物がつまりやすい(虫歯・歯周病の原因))
発音の問題(すき間から空気が抜ける)
前歯の咀嚼力不足(前歯で噛み切りにくい)

特に、歯と歯の間に隙間が空いているすきっ歯は、その隙間から空気が漏れることで言葉を上手く発音することが難しくなります。
特に「サ行」「タ行」は舌の先端を歯の裏側に付けるように動かしながら息を出すため、発音に支障がでてきてしまうのです。
コンプレックスにまで発展する前に早期の治療をお勧めします。

 

 

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