NPO法人日本咬合学会セミナー Part3
私の咬合医療の師匠である、大阪大学名誉教授、日本咬合臨床研究所所長、丸山咬合医療センター所長の、丸山剛郎先生による2020年度臨床研修セミナー、特定非営利活動法人 日本咬合学会 市民公開講座の内容です。少し長めなので分割しています。
part2からの続きになります。
最初→part1
前→part2
次→part4
質疑応答→part1
体の痛み・心の病みの解放、
美容・アンチエイジング、
認知症予防、免疫力向上、
脳の元気は
よいかみ合わせから
そして、丸山80歳の若さ・元気の秘訣
という内容です。
丸山咬合医療により
身体の症状の改善・消失する医学的根拠について
丸山咬合医療ではまず身体の全身健康チャートを使って身体の状態を把握します。
丸山咬合医療により
いろいろな症状の改善・消失する医学的背景
全症状の中で最も重要なのが首こりです。
首にはたくさんの筋肉がありそれらが緊張すると、脳への血流が阻害されてしまいます。
長期的に顎ずれが続いていると、首こりが慢性化しているので痛みを感じなくなってしまいます。そのため半数以上の人が首こりに気づいておらず、知らない間に脳の働きが低下しています。
顎が側方にずれていると身体のバランスが崩れて、正常な姿勢を取ろうとして肩がこります。かみ合わせの異常があると、下顎が自由に動きにくいため、首を回すのに余分な筋力が必要になり首の筋肉の硬直や首こりになり、さらに進むと40・50肩につながります。
腰痛は整形外科医の見解によると、はっきり原因の分からないものが約85%を占めているといいます。そういった原因の分からないものは、下顎の側方ずれにより身体の側方バランスが崩れて、身体を支える脊柱に負担がかかり、その脊柱を支える腰の筋肉に緊張が生じて、こり・痛みがでていると考えられます。
眼瞼下垂は顎ずれによる眼輪筋の緊張・弛緩によるものと考えられます。視野狭窄・暗くなることは眼輪筋の衰えですが、大学時代の研究により顎ずれを治療すると20%明るく見えるようになるという結果が出ています。
耳の内部では振動により音を伝えており、繊細な組織です。
耳鳴り・難聴は、その繊細な組織に対する機械的ストレスによる損傷と考えられます。
耳と顎関節は非常に近い位置にあり、耳に指を入れてカンカンと噛んでみると分かると思いますが、とても響きます。
顎がずれていると、この大きな振動が異常な機械的ストレスとなって繊細な組織を損傷してしまうのです。
耳の内部には体のバランスを司る三半規管や耳石器があり、やはり繊細な組織です。
顎ずれにより組織の損傷すると、めまい・乗り物酔いなどが生じます。
顎がずれている方に鼻筋が引っ張られて鼻が曲がり、鼻中隔が引っ張られて鼻腔に左右差が生じて鼻づまりになります。
顎のずれにより舌の筋肉の緊張・硬直が起こると、正しく運動ができなくなり、活舌障害や舌痛、さらには味蕾の神経を障害して、味覚異常になることもあります。
顎ずれによって上部・下部腹直筋の緊張が起きると、胃や腸の圧迫による蠕動運動不全が起き、胃もたれや胃痛、便秘や下痢などの胃腸症状の原因となります。
膝痛は骨の間のクッションである軟骨の圧迫・すり減りなどにより起こります。
身体のバランスが崩れると軟骨に負荷がかかるので、バランスを保つことと、筋力強化が有効です。
顎関節の症状を持つ人はすべての人がもっと重要な全身症状を持っていると考えなければいけないというのが丸山先生の考えです。
顎関節症の原因は、顎ずれ・不適切な歯科治療・ストレスなど。
顎ずれが起こっていると、機械的ストレスを受けて組織が損傷してしまいます。
丸山咬合医療と免疫系・癌・ストレス
NK細胞はウイルス感染やガン細胞の拒絶に重要であり、自然免疫として働きます。
丸山先生・栗本先生・澤口先生らの共同研究により、顎ずれ矯正により40~70歳の方のNK細胞が、20歳レベルにまで活性化し、免疫力が向上するという結果がでました。
血中コルチゾール値が高いと記憶障害や睡眠障害、低いと倦怠感や低血糖、そして高くても低くても免疫力が低下して病気への抵抗力が落ちます。
顎ずれ矯正によりコルチゾール値が理想レベルになり免疫力が高まります。
丸山咬合医療により
心の症状の改善・消失
続き→part4
最初→part1
質疑応答→part1
かみ合わせ治療はすぐに効果を実感できます。
長い間病院に通ったけどとれない痛み、マッサージに通ったけどとれないコリ感。
それはかみ合わせが悪い可能性があります。
当院では無料個別相談会も実施しております。
もしかしてと思ったら一度ご連絡ください。
青木歯科医院:和歌山県 岩出市 吉田257-1
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