かみ合わせが与える全身への影響

 

かみ合わせと言われれば「噛み合わせ」の方を思い浮かべる人が多いんじゃないかと思います。

もう一つ「咬み合わせ」の方はどうでしょうか?

 

噛み合わせが悪いというのは、歯の方で歯列不正のことです。

咬み合わせが悪いというのは、顎の方で顎ずれのことです。

 

 

顎がずれる原因には様々なものがありますが、初めにお伝えしたいのは「顎がずれていない人はほとんどいない」ということです。これは進化の過程で直立二足歩行を始めた人間の「宿命」とも言えます。

 

顎(下顎)の重さは約1キロで、これがバランサーとして機能することで全身の姿勢を保っています。しかし、直立二足歩行を始めた結果、移動のたびに前後左右へ揺れることになり、正しい位置に下がっていれば良いのですが、これがずれると全身のバランスも崩れて様々な不定愁訴の原因となります。

 

 

顎ずれが起こると首、そして、脳はどうなるか。

 

6kgの頭に約1kgの顎がぶら下がっているという状態なので、顎がずれると頭が傾こうとします。それが頸椎の彎曲の異常や首の筋肉の緊張へとつながり、血管や神経を圧迫します。

血管の圧迫→脳への血流不足

神経の圧迫→手指のしびれなど

特に、脳はヒトのすべての中心であるため、血流が不足してしまうと認知症やうつ病など様々な病気の原因となります。

 

・頭痛

首コリ・肩こりからの筋肉性、脳への血流障害からの血管性のもの。

最近の見解では、三叉神経の異常ともいわれています。下顎神経は三叉神経へ通じていて、三叉神経の異常により三叉神経は刺激を受け、三叉神経から神経ペプチドとよばれる痛みの原因となる物質が放出されます。頭痛は脳が助けてくれという警報を発している状態ということですね。

 

・首こり   全症状の中で最も重要!何故なら、脳への血流が阻害されるため。

顎のずれ→頭が傾こうとする→首の筋肉が硬直する

自覚していない人が半数以上→慢性化している→より重篤

 

・首が回らない

かみ合わせの異常があると、下顎が自由に動きにくいため、首を回すために余分な筋力が必要になってきます。

→ 首の筋肉が硬直して動きにくい

 

・肩こり

顎が側方にずれる、習癖に偏りがある(ハンドバック、脚組、寝ぐせなど)

→身体の左右のバランスが崩れる

→姿勢が悪くなる、肩がこる

 

・40肩50肩 

首こりから、背中の筋肉のこり・痛みへと進み、

→腕を挙上・回転させる

筋肉のこり・痛みで腕が上がらなくなり、回らなくなります。

 

・腰痛

下顎の側方ずれにより、頸椎・脊柱の配列異常を生じ、上半身の姿勢が悪くなり、それを支える腰筋の緊張を生じ、痛みを生じます。

骨盤より上位にある身体は一本の脊柱により保持されています。

骨や腰の器質的に異常がない、いわゆる腰痛症が85%を占めます。

 

・顎関節症(三大症候)

 顎関節雑音   カクカク、ジャリジャリ

 疼痛         硬いものを噛んだ時痛い、自発痛、激痛

 開口障害     真っ直ぐ開かない、口が空きにくい

→顎偏位・咀嚼運動異常による機械的ストレス

→不適切な歯科治療

これら顎関節の症状を持つ人は単に顎関節の症状にとどまらず、全ての人がもっと重要な全身症状を持っています。

 

・めまい

・乗り物酔い

内耳には身体のバランスを司る三半規管と耳石器があります。

三半規管には、体の回転をリンパ液の流れなどで感知、脳へ伝える機能があり、耳石器には、体の傾きを脳に伝える機能があります。

・メニエル病

激しい回転性のめまいと難聴・耳鳴り・耳閉感の症状が重なる内耳の疾患です。

顎ずれにより、身体の3軸方向の安定・バランスが崩れ、これらの症状が生じます。

 

 

顎ずれ矯正による脳の活性化、顎ずれ矯正は脳の血流を非常に増やします。

前頭前野とは、思考・学習・推論・意欲・情操・理性・表現など、人特有の知性,感情,意志で人間らしさを司る重要な部位です。顎ずれ矯正による前頭前野の血流の増加で前頭連合野の機能の大幅な改善がみられます。

 

前頭前野は、脳の最高中枢である

 ・ 記憶力  考える能力  学習能力

 ・ 集中力 

 ・ 創造力 、芸術力             

 ・ 運動能力

 

▲咬み合わせ治療による前頭前野の機能向上

 

・認知症

現在では65歳以上7人に1人が認知症になっており2025年には5人に1人が認知症になると言われています。

 

認知症患者の脳の表面には大量に浮いた、老人斑と呼ばれる銀色のシミがあり、このシミはアミロイドベータという粘着性のタンパク質でできています。アミロイドベータは情報伝達の過程で生み出される物質であり、健康な脳であれば、不要な分はゴミとして分解され、脳の血流(静脈)を通じて体外に排出されます。

 

治療法がないからこそ早期発見・予防が重要になってきます。

軽度認知症の前駆症状を知る→顎ずれ矯正による首コリの解消→脳の血流改善

歯周病予防も重要です→認知症予防には歯周病対策を!

 

▲早期発見・予防により認知機能を維持回復できる

 

・うつ病

脳内のセロトニンの働き

①大脳に働きかけて朝スッキリ目覚めさせる

②心の領域=意欲・心のバランス 心を安定させる(うつ病)

③痛みの調節=片頭痛に関係

④自立神経への働き=血圧・代謝

⑤姿勢筋に緊張を与える=身体を真直ぐに整える

⑥ストレスを軽減して、免疫力を高める

セロトニンは血流中のトリプトファンとグルコースから生成されます。

そのためには、顎ずれ矯正による脳の血流改善が必須です。

実際にかみ合わせ是正によるセロトニンの活性化でうつ病が改善されています。

 

▲咬み合わせ治療によるセロトニンレベル増加とうつ病改善

 

・ガン・ウイルス

顎ずれ矯正によるNK細胞の活性化。

NK細胞は自然免疫の主因子として働き、ウイルス感染細胞やガン細胞の拒絶に重要です。

20歳前後が一番活性が高く、年齢とともに活性が低下します。

顎ずれ矯正により、NK細胞活性が20歳レベルまで改善し、免疫力が向上します。

 

▲NK細胞活性レベル低下とがん死亡率の関係

 

顎ずれ矯正によるコルチゾールレベルの変化。

生体は侵襲やストレスが加わると、ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの一種であるコルチゾールが分泌されます 。

コルチゾール値が高いと

→免疫力が低下

→種々の病気への抵抗力が落ちる

→記憶障害や睡眠障害も高まる

コルチゾール値が低いと

→倦怠感、低血糖など元気が出ない状態になる

→免疫力の低下につながる

顎ずれ矯正により、コルチゾールレベルが理想レベルになり免疫力が高まります。

 

▲咬み合わせ治療によるコルチゾールレベルの変化

 

顎ずれ矯正が学習能力・運動能力に及ぼす影響。

 

顎ずれ矯正が学習能力を著しく向上させます。

小学生・中学生・高校生たちの感想

 ・成績が非常に良くなった  非常に多い

 ・良くなった         あり

 ・変わらない、悪くなった   なし

 ・一流大学に合格できた

 

顎ずれ矯正がスポーツ能力を向上

 ・  早く走れるようになった

 ・  バレー・ダンスが上手になった

 ・  体操がうまくなったなど

 

 ・ バランスがよくなった

 ・ ショット・パットのアプローチが安定

 ・ 力も入るなど  

パーゴルフに掲載

 

▲プロゴルファーの丸山茂樹選手と私の師匠である丸山剛郎先生

 

美容・アンチエイジングの効果もあります。

 

なぜ、顎ずれ矯正で美容効果が得られるか?     

・血流がよくなる

→外頸動脈 栄養と酸素を運ぶ

→外頸静脈 老廃物を排出する

・筋肉の硬直が取れる

→表情筋(約30種)の硬直がとれ、活性化する

→表情が豊かになる

→法令線が整う

→しわが減る    

・筋肉が強くなる    

→表情筋のバランスがよくなる

→脊柱起立筋  体幹筋が強くなる

→姿勢がよくなる

・脳が元気になる            

→椎骨動脈、内頚動脈から脳への血流がよくなる

→心が明るく、前向きなる

 

 

歯並び矯正は顎ずれを治してから!

顎ずれを治療せずに歯並び矯正をしてしまうと結局は顎ごとずれたままです。また、顎が小さいままで大きくならないので、歯並び矯正のための抜歯は避けましょう。顎ずれ矯正は5歳から治療が始められます。

 

顎のずれを治すために約50年にわたる研究・臨床から生み出され、いまなお、日々、進化を遂げている丸山咬合医療はきわめて高度の医療です。研鑽・経験を積まないと正しい診断・治療は不可能です。また、模倣では治療効果が得られません 。私が会長を務めるNPO法人日本咬合学会で、毎年更新の専門医制度を設けております。

 

当院では、最初に「この部分を動かせることで、こういった症状が緩和できる可能性がある」ということを明確にお示しして治療に入ります。
結果を出して安心していただく。
それが青木歯科医院の治療の特徴といえます。

 

かみ合わせ治療はすぐに効果を実感できます。

長い間病院に通ったけどとれない痛み、マッサージに通ったけどとれないコリ感。

それはかみ合わせが悪い可能性があります。

当院では無料個別相談会も実施しております。

もしかしてと思ったら一度ご連絡ください。

 

青木歯科医院:和歌山県 岩出市 吉田257-1

フリーダイヤル:0120-11-55-99

ホームページは青木歯科医院HPから

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