NPO法人日本咬合学会セミナー Part5
私の咬合医療の師匠である、大阪大学名誉教授、日本咬合臨床研究所所長、丸山咬合医療センター所長の、丸山剛郎先生による2020年度臨床研修セミナー、特定非営利活動法人 日本咬合学会 市民公開講座の内容です。少し長めなので分割しています。
part4からの続きになります。
最初→part1
前→part4
体の痛み・心の病みの解放、
美容・アンチエイジング、
認知症予防、免疫力向上、
脳の元気は
よいかみ合わせから
そして、丸山80歳の若さ・元気の秘訣
という内容です。
丸山咬合医療
―丸山顎矯正治療―
大学院卒業のころから咬合の勉強を始め、
約50年にわたる研究・臨床から生み出され、
研究だけではなく、しっかり臨床をともなって、
いまなお、日々、進化を遂げています。
身体・脳・心の健康、
認知症予防、
美容・抗老化・若返りが得られます。
ですが、
丸山咬合医療はきわめて高度の医療です。
装置を使って治療を行うので
かみ合わせ治療なんか誰でも簡単にできる、
そう思っている一般の方もいます。
しかし、実際はそうではありません。
研鑽を積まないと正しい診査・診断・治療はできません。
すなわち、治療効果が得られないのみならず、
大切な患者さんとの信頼関係が失われます。
日々進化する丸山咬合医療を正しい知識・技術で行うため、
日本咬合学会で、毎年更新の専門医制度を設けております。
丸山先生は現在80歳を過ぎました。
すると患者さんからこんな声も聞こえてきます。
先生大丈夫なの?
先生死んじゃうかもしれないからこれやってもダメじゃないか?
そのあとの治療は誰がやってくれるの?
確かに80歳ともなると丸山先生の周りもリタイヤして
優雅に暮らしている人たちばかりですが、丸山先生は、
100歳まで生きて生涯現役でかみ合わせ治療をやっていく!
とおっしゃっています。
丸山咬合医療の診査・診断
全身健康チャートをよく読み、よく理解する
これが非常に大事で、これが基本となります。
たまにいいかげんに書いている人がいますが、
この全身健康チャートをもとに診断しているので
正確に書いてもらわないと困ります。
診断では一番大事なことです。
模型分析は非常に頼りになります。
左右差を見間違わないように注意します。
顎矯正装置(MFA)の設計・作成は
正しく設計出来て技工士が正しく作ってくれないと
下手をすると顎関節症になります。
技工士がMFAの作り方を間違えると2か月ほどしたら
顎関節症がでてきます。
そうならないように作るときはしっかりチェックしていきます。
1.顎矯正装置(MFA)装着
2.顎矯正装置調整 毎月1回
正しく調整できていれば月1回で十分
3.症状消失は2~3か月、保定を4~6か月
2~3か月はかんでも安定する段階にいっていないので注意する
急いで補綴・歯列矯正などを行わない
4.予後管理 6か月以降 年1~3回
10年以上年1回来院の方も
顎ずれ矯正後の治療には、数か月に1回・年に1回のMFAの恒久的使用と調整や、歯の形態修正であるリシェイピングなどがあります。
雑誌の「壮快」にも掲載された”丸山式あうあう体操”
正しい姿勢で直立し大きく”あうあう”と声を出します。
開口閉口筋の左右前後のバランス、
頭位にかかわる全身のアナトミートレインの正常化の効果があります。
一番口を大きく開くのが”あ”の音、
一番口を小さく開くのが”う”の音ということですね。
丸山80歳、若さ・元気の秘訣
まず老化とは何か
症状としては、物忘れ・シミしわ・視力筋力低下などがあります。
人間は1日に500ℓ以上の酸素を呼吸で使いますが、
その酸素の約2%が強い酸化作用を持つ活性酸素になります。
リンゴを切ったら酸化して色が変わってくるのと同じです。
丸山先生は”老化は身体のさびである”と表現しています。
丸山の若さ・元気の秘訣
・睡眠 早寝早起き
・抗酸化作用のある食べ物
・運動 有酸素運動
・好奇心・探求心
・趣味を持つ
・夢を持つ
・かみ合わせ治療
・睡眠(早寝・早起き)
早起きにより「幸せホルモン」といわれる
セロトニン(脳内神経伝達物質)が活性化
早寝により「若返りホルモン」といわれる
メラトニン(抗老化ホルモン)が分泌
・食事 ”食事は楽しむべし”
先ほどの活性酸素に対抗するために、抗酸化作用のある食べ物など、意識的に身体に良いものを選びましょう。
・運動 ”60歳以降実践”
登山では百名山完登。始めるのに遅いということはない。
・好奇心・探求心
秘境や神社仏閣などは気が宿る・流れる場所である。
・趣味を持つ
茶道・書道・ピアノ・ワインソムリエなど趣味をたくさん持つ。
・夢を持つ、そして、飛翔しよう
丸山先生は80.7歳
男性の平均寿命で考えると残る寿命は1年を切ります。
寿命があと1年と考えるととても夢なんて持てません。
そこで丸山先生は30歳引いて50歳だと考えるようにしました。
“為せば成る 為さねばならぬ 何事も
成らぬは人の 為さぬけりなり” 上杉鷹山
誰かがやっていたら私もできると思って
なんでもやってみましょう。
丸山先生は病気で入院したことはありませんが
ケガでの入院は何度もしています。
・雪渓400m滑落
・乗馬で飛ばされる
・雀蜂に16か所刺される
・石段転落
九死からの回復の早さはかみ合わせ治療のおかげ
次の絵は丸山先生が描いた油絵です。
それではご清聴ありがとうございました。
次partからは、歯科医師からの質問に丸山先生が答える質疑応答になります。
続き→質疑応答 part1
最初→part1
かみ合わせ治療はすぐに効果を実感できます。
長い間病院に通ったけどとれない痛み、マッサージに通ったけどとれないコリ感。
それはかみ合わせが悪い可能性があります。
当院では無料個別相談会も実施しております。
もしかしてと思ったら一度ご連絡ください。
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