小学校低学年のお子さんのお母様方から、「乳歯が抜けたのに前歯が生 えてこない」という相談がよくあります。
大切なお子さんの一生ものの永久歯になりますので心配になってしまうでしょう。
でも、ほとんどは解決できる何かしらの原因がありますので安心してください。
ではどういった原因が関係していることが多いのか解説していきます。

 

-永久歯が生えない理由-

永久歯が生えてこない理由としては以下の4点が考えられます。
1.歯の生えるスペースが少ない

上あごの前歯によくあることで、生えてくる永久歯が予想以上に大きい、それに対して生えるスペースが不足しているのです。
 
2.先天性欠損
生まれつき歯の数が少ない場合もあります。
ただし、無くなる歯は大体決まっていて、前歯ですと、下の側切歯(片方または左右両方)が一番多く見られ、その次に上の側切歯(主に片方、両側は稀です)です。
 
3.乳歯が早く抜けてしまったとき
重度のむし歯で歯の神経が死んでしまった、もしくは歯科医院で神経を殺してもらった場合などは、乳歯が通常の生え変わりの時期より早く抜けることがあります。
 
4.過剰歯が邪魔をしている
上あごの真ん中に、「正中過剰歯」という通常の永久歯とは別に、余計な歯(過剰歯)が生えてくることが時々あります。
 
まとめ
乳歯が抜けたのに、永久歯が生えてこない!
なかなか永久歯が生えてこない!

そんな場合は、慌てずに歯科医院で状況の確認をして下さい。
そのためには歯が生えてきたら定期健診が重要です。
 
歯のかみ合わせ顎関節症専門クリニックのHPはこちら
マウスピース矯正ガイドのHPはこちら

子どもの歯並びシリーズ③はこちら
子どもの歯並びシリーズ②はこちら
子どもの歯並びについて①はこちら

青木歯科医院