子どもの歯並びは自然に治るの?

お子様の歯並びは、成長とともに自然に治るものと矯正治療が必要なものに分かれます。
矯正治療の必要がある歯並びの場合、自然に正しい位置に歯が並ぶことはほとんどないと考えて下さい。

矯正治療が必要な歯並びであっても、乳歯が生え始めた乳児期にはすぐに治療はおこなわず、歯並びが悪くなる癖を改善しつつ、様子を見る場合もあります。
歯並びが悪くなる原因には以下のものがあります。

・生活環境や習慣
・顎の成長の阻害
・口呼吸
・指しゃぶり
・舌で歯を押す癖
・爪噛み
・顎が小さい
・歯が大きい
・先天的に歯が多い
・片側だけで食べ物を噛む
・頬づえ
など。。
2才頃までの指しゃぶりは、吸う本能によるもので、やめさせる必要はありません。
しかし、3才を過ぎても指しゃぶりの癖が残っていると、咬み合わせや発音に影響を及ぼします。
お子様のペースで、少しづつ指しゃぶりをやめられるようにしましょう。

また、やわらかいものばかり食べて奥歯で噛む習慣をつけないで育ってしまうと、歯列の真ん中より前方で噛むクセがつき、舌は前方位をとるようになってしまいます。これは、出っ歯を招く原因の一つになります。

では、どうしたら良いのか。
 
・噛む回数を多くする
舌をよく運動させるには、しっかり噛むことが大切です、よく噛む、たくさん噛むことを意識しましょう。
 
・良い姿勢で食事をとる
背中を丸めたり、前かがみになったりして食べていると、舌の位置は前方に出てしまい、噛むときに奥の歯で噛まなくなってしまいます。いい姿勢で食事をとるように注意しましょう。
 
・顔ではなく、食べ物を口に持っていく
お皿に食べ物を置いたまま、そこに口を近づけるのではなく、食べ物をお口に持っていって食べるようにしましょう。
そうすると、姿勢良く咬むことが出来ます。
奥歯でしっかり噛み、正しく飲み込めるようになります。
 
・硬い物も食べるようにする
お菓子などの柔らかいものだけでなく、するめなどの硬い物も食べるように心がけるとあごの成長に繋がります。


 
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子どもの歯並びシリーズ②はこちら
子どもの歯並びについて①はこちら

 

 

青木歯科医院