「丸山咬合医療シリーズ」
Ⅰ、身体の不調はすべてアゴズレが原因
①直立二足歩行への進化がすべての始まり!!
以下のような身体の不調を感じたことはありませんか?
・体力がない、疲れやすい、元気が出ない!といった身体の不調。
・頭痛、肩こり、首こり、五十肩、腰痛!などのこりや痛み。
・目のかすみ、手足の冷え、生理不順、生理痛!といった身体的症状。
・物忘れ、成績が振るわない!といった脳の働きに関する悩み。
・不眠、キレやすい、集中力の欠如、鬱(うつ)!といった精神的な問題。
はっきりとした原因は分からないのに現れる心身の不調を「不定愁訴」(ふていしゅうそ)といいますが、上記に挙げたような不調も典型的な不定愁訴です。
そして、その根本をたどれば、樹上でサルのような生活を送っていた私たちの祖先が進化し、直立二足歩行を始めたことにあったのです。
類人猿から猿人、原人、旧人、新人へと進化して樹林帯からサバンナへと生活の場を移した人類は、四足歩行から直立二足歩行に移行しました。
ヒトが誕生したのは、今から500万年前のことです。
ヒト→ホモ・サピエンスには、道具や言葉を使うなどの特徴があります。
他の霊長類と異なる最も顕著な特徴は、直立二足歩行することでその結果、脳が大きく発達したのです。
サバンナに生活拠点を換え、直立二足歩行を始めた結果、ヒトには多くのメリットがもたらされました。
眼球が顔面の前に出て思考中枢である前頭前野(前頭葉)が大きく発達したことも大きな利点でした。
私たちの知力は、祖先が直立しなければ決して得られなかったのです。
しかしその一方で、さまざまなデメリットも生まれました。
・二足歩行する事で、前後に不安定になった。
・二足歩行する事で、左右に不安定になった。
・心臓の位置が頭より下に位置し、血液が行きにくい。
こういったところは、ヒトの身体の欠点ともいえるでしょう。
そして、私たちの身体の利点でもあり、欠点でもあるのが直立二足歩行によってアゴが頭部から吊り下がる形なったことです。
これが多くの不定愁訴の原因となったのです。
参考文献:「咬合革命」、「知られざるアゴの秘密」丸山剛郎先生著
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