私が会長を務める「NPO法人日本咬合学会」の公開講座を神戸三宮東急REIホテルにて開催致しました。

▲JR三宮駅徒歩2分にある「神戸三宮東急REIホテル」

私は開催の最初に学会の成り立ちから、なぜこのような公開講座を開催しているのか。
また、平均寿命と健康寿命の違いと年数などをお話させていただきました。

平均寿命とは、TVなどでよく耳にする男性81.41歳・女性87.45歳で亡くなるまでの平均年数です。
では健康寿命とは何かといいますと、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。
こちらは男性が72.68歳・女性75.38歳です。
つまり、男性で約9年、女性は約12年年間も日常生活に不自由を感じながら生活しているということです。
かみ合わせを改善することで様々な病気を予防し、健康寿命と寿命が同じにする事が大切だと考えております。

私の師匠である丸山剛郎教授の講演は、講演ごとに前回の内容を上回る内容で私達も勉強になります。

ちなみに…
「咬合(こうごう)」とは、下あごを上あごに向かって閉じてくる行為をさす場合と、上下の歯の接触関係をさす場合とがあります。
皆さんが「かみ合わせ」という言葉 からイメージするのは、後者、すなわち上下の歯の接触関係ではないでしょうか? さてヒトの場合、上あごは頭蓋骨に固定されていて、下あごは主に複数の筋肉に よって頭蓋骨から釣り下がっています。
これらの筋肉が収縮あるいは弛緩する ことで、顎関節(がくかんせつ)を中心にして、下のあごが動きます。
すなわち咬合には、歯、筋肉、顎関節および中枢神経系が関与しますので、そのうちのどれか一つに問題が生じても咬合(かみ合わせ)に問題が生じるのです。

 

青木歯科医院