すきっ歯の正式名称は「空隙歯列」と呼びます。
厚生労働省の歯科疾患実態調査では、上顎前突(出っ歯)と同じくらいの患者数がいることが分かっています。

空隙歯列(くうげきしれつ)とは歯と歯の間にすき間があいている状態で、すきっ歯、歯間離開(しかんりかい)とも言います。サ行が発音しにくい、食べ物が詰まりやすいため、虫歯、歯周病になりやすいなどのリスクがあります。顎の大きさと歯のアンバランスによって生じるものですが、歯の本数が先天的に少ない場合、生じることもあります。その他、舌で歯を押し出す舌癖が原因になる場合もあります。

しかし日本国内においては見た目が悪いと治療を希望される方が多く、また見た目だけではなく「かみ合わせ」や「関節」など色々なところに問題が起こる場合があります。

原因としては、歯の大きさとあごのサイズの不調和です。
また、生まれつき永久歯の本数が少ない(欠損歯)ために隙間ができてしまうケースもあります。
子供の頃は大丈夫だったのに、大人になってから虫歯や歯周病で歯を失い、そのまま放置することで隙間ができる場合もあります。

見た目を気にして矯正治療をされる方が多いですが、隙間に食べかすが詰まりやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高まるので早期に治療する事をお勧めします。

 

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歯並びについて(ガタガタ歯)かみ合わせシリーズ①はこちら

歯並びについて(出っ歯)かみ合わせシリーズ②はこちら

 

青木歯科医院